システインは、非必須アミノ酸の一種で、皮膚の代謝に関係しています。

 

システインは、非必須アミノ酸の一種で、皮膚の代謝に関係しています。

 

具体的には、メラニン色素の生成を抑止すると共に、体外への排出を促進させます。メラニン色素は、紫外線などの刺激から皮膚を守るために生成されるのですが、ターンオーバー機能が低下するに伴い残りやすくなるので、シミや黒ずみとなる物質です。システインは、この物質によるトラブルを解消する作用があるので、美白に効果が期待できるということから注目を集めています。

 

さらにシステインは、髪の毛を構成する主要なアミノ酸のケラチンという物質の生産にも関与しており、薄毛を改善する効果も期待できます。特に、女性に多く見られるダイエットなどによる栄養不良が原因の抜け毛や薄毛に対しては、非常に有効です。さらに、爪を丈夫にするという作用もあるので、女性の美容をサポートする栄養素と言えます。

 

ただし、システインは女性だけにオススメというわけではありません。システインは、体内にあるアセトアルデヒド脱水素酵素を活性化するという作用があるので、アルコールの肝臓での処理をスムーズに進めることが出来ます。このために、二日酔いの改善に効果的です。さらに、アルコールの毒素を排出するだけでなく、アルコールの分解作業で弱ってしまった肝細胞を活発にする効果もあります。これと同時に代謝酵素をサポートするので、倦怠感を取り除いたり、身体の状態を軽快にします。

 

このように、美容と健康に様々な効果を期待できるシステインは、牛肉や羊肉、牛乳、鮭、小麦粉などの食品に多く含まれています。過剰に摂取すると、インスリンの働きを阻害し、糖尿病で血糖制御を悪化させる可能性があります。また、尿へ多く排泄されると、膀胱結石の原因となることもあります。

 

さらに、メラニン色素の生成を抑制するという作用により、白髪を増やす可能性もあります。これを防ぐためには、摂取量に注意すると共に、ビオチンを同時に摂取するのが有効です。